なぜモノが見えるのか? 眼の仕組みを知ろう!

これはヒトの眼球の解剖図です。どちらの眼か分かりますか?

眼球の構造

 答えは左眼です。黄斑部に対して、視神経が右側に来ていることから左眼と判明します。ちなみに黄斑部とは、視力が一番出る網膜のスクリーン部分のことをいいます。わたしたちが文字やボールなど見る時、ここに焦点を合わせる作業をしています。

 

それにしても眼球は美しい形をしていますねぇ。宇宙が創りだしたアートの一つだと思います。

 

眼球は網膜、脈絡膜、強膜の三層からなっています。網膜がスクリーン、脈絡膜は栄養のデリバリー、強膜はガードマンの役割をしています。

 

網膜には錐体細胞と杆体細胞という二種類の視細胞があります。錐体細胞は形態認識に優れ網膜の中心、黄斑部に密集しています。杆体細胞は光覚認識に優れ、網膜周辺部に広く分布しています。夕刻になり暗くなってくると、錐体細胞から光認識に優れた杆体細胞に視覚の操縦桿がバトンタッチされます。この時を‘薄暮視’といいます。夕方に交通事故が多いのは、この視覚のバトンタッチの過程にあるからです。

 

角膜から入った光は瞳孔を抜け、水晶体を通り、網膜スクリーンへと到達します。網膜の視細胞が光を感知し、視神経を伝い脳へと情報を送ります。そして、見たものがどんなモノかをわたしたちは知るのです。

眼の調節レンズ 水晶体

水晶体

これは水晶体の解剖図です。角膜同様レンズの働きをしています。この水晶体を周りの毛様体筋で厚くしたり薄くしたりすることによって、視物に対し焦点を合わせています。文字を読むときはこの水晶体がググッと厚みを増します。

 

水晶体は年と共に水分が減り、硬くなっていき、老眼の原因の一つになります。また、タンパク質の代謝が滞ると白いかすみが出てきます。それが、視力に影響してくると‘白内障’と診断されます。日ごろから眼の緊張を解き、水晶体の弾力性を保つように心がけましょう。

眼球を操作 外眼筋

外眼筋

外眼筋(右眼)の解剖図です。わたしたちは6つの筋肉で眼の方向(視線)を操縦しています。真っ直ぐに眼球を引っ張る、上直筋、下直筋、内直筋、外直筋のほかに斜めに引っ張る上斜筋、下斜筋がついています。中でも上斜筋は梃子の原理を体現した‘滑車’がついており、どうやってこんな風に進化したんだろう?と人体の神秘を感じてしまいます。

近視、遠視のしくみ

眼の屈折状態

眼の屈折状態を現した模式図です。上から、正視、近視、遠視となっています。正視は網膜上にきちんと像が結ばれています。それに対し、近視眼では像が網膜より手前(左)に結ばれてしまい、網膜上では像が広がって(ボケて)います。また、遠視眼では網膜の後ろ(右)で結ばれるような光路になっているので、網膜上では像が広がって(ボケて)います。ただ、ヒトの眼球は後ろ(右)に行った焦点を網膜上に持ってくることができるので、正視のようにちゃんとモノを見ることができます。この焦点合わせのことを‘調節’といいます。

 

眼球の大きさに注目してください。正視眼に比べ、近視眼は大きく、遠視眼は小さくなっています。実際の眼もこの傾向があります。そのため、近視眼は網膜が薄くはがれやすくなっています。風船を膨らますとゴムが薄くなっていくイメージと一緒です。網膜剥離を起こす人の多くが近視眼です。

乱視のしくみ

乱視と正視

これは乱視の模式図です(左図)。近視や遠視に比べ複雑な図になっています。右図の正視眼では光が一点に集まっているのに比べ、左図の乱視眼では網膜に到着した光は、後焦線となって上下に引き伸ばされています。乱視眼では、この原理により、ものが引き伸ばされて、ダブって見えるのです。

 

次は、目と脳の関係を見ていきましょう。

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