手術をしない近視矯正法‘オルソケラトロジー’とは?

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーは別名‘ナイトコンタクト’とも呼称される、手術をしない近視矯正法です。夜間、就寝時にコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を変えることにより昼間は裸眼で過ごせるという画期的な方法です。

 

オルソケラトロジーの定義は、「体系的・意図的にハードコンタクトレンズ装用して角膜形状を変えることによって、近視・乱視を矯正し裸眼視力の向上をはかる科学的方法」となっています。

 

睡眠
睡眠時にコンタクトを装用し、寝ている間に角膜の形状を変える。

 

 

オルソケラトロジーの歴史は、中国で寝ている間に砂袋を目の上に置いたのが始まりで、起源300年前にさかのぼると言われています。1960年代初頭から米国などで行われるようになりました。近年、角膜の形状をコンピュータ解析するトポグラフィー(角膜形状測定装置)の進化により、安全性が増し臨床現場での広がりを見せています。

 

 

オルソケラトロジー
普通のコンタクトレンズとナイトコンタクトレンズの形状的な違い。下のナイトコンタクトレンズは台形状をしており、角膜を凹レンズ化する。

 

 

昼間コンタクトは10~16時間装用するのに対し、夜間コンタクトでは平均8時間と装用時間も短く、角膜の負担も少ないと報告されています。現在では、2~3週間で近視矯正効果が期待でき、早い人ではコンタクト装用1~2時間で矯正された例もあるそうです。また、オルソケラトロジーはコンタクト装用を中止して1カ月ほどで、もとの状態に戻ります。レイシックではやり直しが効きませんので、そこはオルソケラトロジーの大変優れた点だと思います。

 

 

レイシック
レイシックではエキシマレーザーを使い、角膜の形状を凹化させる。角膜を削るため万一の時、元に戻すことができない。

 オルソケラトロジーの具体的なガイドラインは以下のようになっています。

1.年齢

  20歳以上

2.屈折状態

  屈折値が安定している近視、乱視の屈折異常

3.屈折矯正量

  ①近視度数はー1.00Dからー4.00D、乱視度数はー1.50D以下を原則とする。明確な倒乱視、または斜乱視については、十分に検討の上処方する。

  ②角膜中心屈折力が39.00Dから48.00Dまで

  ③術後の屈折度は過矯正にならないことを目標とする。

4.眼疾患を有していない健常眼でかつ条件1&2であること。

 

 

 

 

角膜を矯正した後も良好な裸眼視力を維持するため、ナイトコンタクトをする必要があります。そのようなレンズをリテーナーレンズ(Retainer Lens)といいます。

 

オルソケラトロジーの費用は、両眼で15万円~30万円が平均的なようです。保険適用ができませんので少し高価ですが、アスリートや人前に出る職業の方など、日中裸眼で過ごしたい方にとっては、一考に値する料金だと思います。

 

くれぐれも、眼科を値段で選ぶことはせず、多少値が張っても診療体制のシッカリした病院選びをしてください。

 

 

オルソケラトロジーに関する書籍

オルソケラトロジー(ナイトコンタクト)を処方する眼科医による本。オルソのことや視力回復のための眼球運動などが載っています。

オルソに関する疑問をQ&A方式で著しています。

熊本県でオルソケラトロジーを処方する眼科

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