メガネレンズをフレームに合わせるため、レンズを削る作業があります。そのことを、眼鏡業界では‘手ずり’と言っています。
昔は写真のように手作業でレンズを削っていたのですが、いまはレンズを削る‘加工機(エッジャー)’のおかげで、ほとんどの作業が機械化されています。
ただ、当店には「レンズはそのままで、フレームだけ替えたい」というお客様もおいでになります。その場合の微妙なレンズ削りは、機械でできない場合があります。
そういう時、‘手ずり’の技術がものをいいます。
私はこの‘手ずり’が大好きです。集中力と手の感覚を駆使し、削っていく感じは何とも言えません。
「日本刀の研ぎ師の感覚に近いのかも?」
な~んて、一人で悦に浸っています(._.)