よく、高いメガネは安いものと何が違うんだ? なんで高いんだ? という質問をお客様から受けます。ハッキリ言って
全然違います
ネジの切り方が丁寧だとか、テンプルのデザインが凝っているとか、使用している材質がいいとか、細かいことはいろいろあげられます。
例えば、写真のフレームは両方とも日本製で手前がドゥアンというブランドで、しなやかで軽い新素材のガムメタルを使っています。私も使っていますが、めちゃ掛けやすいです。
茶色のフレームは人気ブランドPaul Smithの新作です。テンプル(つる)の根本の蝶番部分が一工夫してあり、顔にやさしくフィットします。
しかし、なんといっても私たちプロが感じる安いメガネと高いメガネの違いは
高いものは触った質感がいい
ということです。つまり、手に取った感触がいいのです。そのため扱っていても飽きが来ません。
いまは、安いものに押され、いいメガネを作る職人メーカーが減っていっています。時折、20年前や30年前の日本製メガネをお使いになっている方のレンズ交換を依頼されますが、昔の日本製メガネは本当に質がいいのを感じられます。
もっともっと、ずっとずっと使ってあげてください
レンズ交換が済み、最後のクリーニングをしながら心の中でつぶやいています(・_・)