コンタクトレンズ ソフトとハードの違い

コンタクトレンズにはソフトとハードの2種類があります。現在はソフトコンタクトが主流となっており、中でもワンデーやツーウィークなどの使い捨てタイプが人気です。

 

それではソフトとハードの違いを見ていきましょう!

ハードコンタクトのメリット・デメリット

ハードコンタクトレンズは直径9mmほどの硬いプラスチックのレンズです。フッ素樹脂やシリコン系樹脂が加わった‘酸素透過性’のモノが主流です。ハードコンタクトは角膜乱視を矯正するため、乱視度数が強い方にはオススメです。また、眼に異物が入った場合、ハードコンタクトだとすぐに違和感を感じ、角膜に重篤なキズを負うリスクがソフトコンタクトより少ないです。ただ、装用当初はゴロゴロした感じがあり、慣れるのに時間がかかる人もいます。

ハードコンタクトレンズ

ソフトコンタクトのメリット・デメリット

ソフトコンタクトはシリコンなどの柔らかい素材で作られた、直径14mmほどのレンズです。ハードコンタクトと違いズレないためにスポーツをする人に向いています。ただ、ハードコンタクトに比べ、酸素透過率はやや落ちます。また、角膜や結膜が炎症を起こしても、キズを柔らかいソフトコンタクトで包み込んでしまい、気づかない場合もあるので要注意です(ソフトコンタクトのバンドエイド効果)。汚れも付着しやすいので、ワンデー以外はまめにケアをすることが必要です。

ソフトコンタクトレンズ

使い捨てコンタクトレンズのタイプ

使い捨て可能なことを英語でdesposableといいます。そのため、使い捨てコンタクトのことを‘ディスポ’と簡略化して表現します。ディスポは、一日で取り替える‘ワンデー’と2週間で使い捨てる‘ツーウィーク’の2タイプが主流です。

 

ワンデーは24時間以上の装用に耐えうる作りになっていないので、必ず1日で捨ててください。時折、若い人でワンデーを1週間から1ヶ月使っているという話を聞きますが、非常に危険です。角膜に混濁ができてしまうと戻す方法は角膜移植しかありません。「後悔先に立たず」です。絶対におやめください。

 

ツーウィークはワンデーに比べコストが安く経済的です(1/3から半分のコスト)。ただ、ケアが必要になりますので、面倒な人はワンデーがいいでしょう。

使い捨てCL

コンタクトレンズ使用上の注意

コンタクトのケアは毎日必ず行いましょう(ワンデーを除く)。汚れた保存ケースを使っている人を散見しますが、ケースも清潔にしましょう。コンタクトを装用すると目が乾きやすくなります。多くの人が市販の目薬を指していますが、できれば眼科処方のものか市販の一回使い切りタイプなど、防腐剤の入っていないものにしましょう。

コンタクト使用上の注意

コンタクトレンズの汚れ

使用可能期間以上、装用したり、洗浄を怠ったりすると下の写真のようにコンタクトレンズに汚れが付着してしまいます。必ず使用期限を守ってください。

 

使い捨てではないコンタクトレンズをお使いの方は、眼科受診の際にレンズの汚れを観てもらうとよいでしょう。肉眼では確認できない汚れやキズを調べてもらえます。

ソフトコンタクトの汚れ
ソフトコンタクトに付着した汚れに気づかない人も多い。

角膜内皮細胞の肥大化

コンタクトレンズを10年ほど装用すると、裸眼およびメガネの人より角膜細胞が肥大化する場合があります(下図参照)。ひどい人は角膜の透明度が下がってしまうことがありますので、必要のないときは外すなど、コンタクトとメガネをうまく使い分けてください。

角膜内皮細胞
10年間のソフトコンタクト装用により角膜内皮細胞が肥大化。角膜の透明度が低下した例。

眼のことを考えれば、負担の少ないハードコンタクトレンズをお勧めします。ハードコンタクトは角膜を覆う面積が少なく、角膜上でレンズが動くため角膜への酸素供給がソフトコンタクトよりも多くなります。可能な方はまずハードコンタクトにチャレンジしてみてください。

参考文献

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